活動の報告

開発事業に対するアスベスト対策に関して西宮市長あてに要望書を提出しました



 建築物などの解体に伴うアスベスト除去工事において、住民説明会を軽視して工事を強行する由々しき事態が続いています。
 ある事例では、自治会などが事業者に強く説明会開催を求めたことに対して、「住民説明会はしないのが社の方針」として工事を強行した業者までもが現れています。
 また、JR西宮西南地区の再開発事業では、西宮市も関与する公共事業であると認識していますが、条令の誤った引用やアスベスト安全対策についての基本的知識の欠如などに関して、行政機関として毅然とした指導監督が求められます。また、工事協定書締結においても地域住民を分断するかのような対応に終始しています。
 「オープン西宮」を掲げる行政においては様々なレベルの市民活動に対応できる深い洞察力や多様性とともに毅然とした行政指導や監督の行使が求められています。「文教住宅都市」や「環境学習都市」などを高々と掲げたかつての西宮市のよな夢のある健全な市民社会が遠のいていくことに心を痛めています。何事もオープンに情報を共有して意見交換を行うことにより、地域住民の安全で安心な生活の向上に寄与できるものとして、次のとおり西宮市長に対して、要望署を提出しました。

 2022年11月10日付け西宮市長あて要望書(PDFファイル)

■質問項目
1)現在、「街づくり条例」は、新たに建設する場合に適応されるもので、再開発事業にお ける解体やアスベスト除去に関する条例が欠けており、トラブルの原因となっています。横須賀市ではすでに、「建築物の解体工事に伴う紛争の未然防止に関する条例」が作成されています。条例の欠陥を改善すべく新たに条例を作成することを求めますが、西宮市の考えをお聞かせください。
2)工事協定書を締結することの意義についてどのようにお考えですか?
3)公共事業において、地元自治会や団体と協定書を締結する際に支障となる問題点はありますか?
また、支障となる問題がある場合に、住民はどのように対処すればよいでしょうか?
4)協定書作成においては、意思疎通を促し、安全対策の向上にも寄与し、さらに無用なトラブルを回避して互いの信頼を築くものであると考えます。川崎市ではホームページに参考例として3種の協定書が掲載されれていますが、市民目線に立った情報提供はまことに有意義です。
西宮市では協定書(参考例)をホームページに掲載するお考えはありますか。





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