活動の報告
西宮市長、西宮市保健所長、西宮市教育委員会教育長あてに要望書を提出しました
2019年11月28日(火)、西宮市長、西宮市保健所長、西宮市教育委員会教育長あてにアスベスト飛散に対する西宮市の対応策について、
責任を持って検討して公表することを求める要望書を提出しました。
夙川短期大学校舎の解体工事にあたっては、裁判によって建物全棟の設計図書が開示され、レベル1,2が約20ヶ所(その内2ヶ所のみ
飛散防止対策あり)レベル3は130余ヶ所のアスベストが使用されており、そのほとんどが飛散防止策のないまま解体撤去されました。
また、解体工事現場から半径1km以内には学校が10校もあり、現場に隣接して長い通学路を多くの子どもたちが利用していました。
本来ならば、アスベストの飛散は避けられたにも関わらず、飛散事故を防げなかった原因について、西宮市が責任を持って検証して結果
を公表し、住民や当時通学していた子ども達など健康リスクを負った人たちへの注意喚起や事後対応策を示すべきであると考え、次の三
点について要望しました。
1)西宮市が責任を持って、アスベストが飛散した事実を、場所や期間など具体的に公表すること
2)西宮市が責任を持って、アスベスト曝露による健康リスクを検証し、リスクを負った人たちへの対策について説明すること
3)この過程における会議などの議事録を公文書として保存すること
アスベストによる健康被害は長い潜伏期の後に発症します。将来を見据えて検討するなど、現時点での対応が最も重要です。
この事件において、アスベスト曝露による被害者が発生し、被害が拡大するようなことがあってはなりません。
また、これに関する公文書は将来、飛散の事後対応を検証するための記録として重要です。
要望書(PDFファイル)