活動の報告

2017年1月28(土)、29日(日)開催 第5回石綿問題総合対策研究会で発表を行いました


1月28日(土)、29日(日)の2日間、第5回石綿問題総合対策研究会に初参加し、「解体工事におけるリスクコミュニケーション」をテーマに
発表を行いました。


石綿問題総合対策研究会は、総合的石綿対策の理解、石綿の健康リスクの削減、震災時対策、その他の課題などについて、多方面にわたる専門家
実務者、行政関係者、NPO等の研究・交流を図りことで、多様な石綿問題の解決に寄与していくことをめざした活動をされており、今回で5回目の開催
になります。
私たちは、2つの解体工事の事例をもとに、リスクコミュ二ケーションについての考察を発表しました。
住民の協議体制の有無によって事業者や行政の対応が異なったこと、アスベストに対する行政や議会の認識のなさが住民の基本的人権を侵害され
る事態を招いたこと、今後ますますアスベスト除去を含む解体工事が増加が見込まれるなか、地方自治体がまちづくりを考えるとき、アスベスト
問題は避けては通れない問題であり、住民の安全、安心を確保するために、行政や議会がアスベストについての問題意識を高めることが先決であ
ることなどを指摘しました。 そして、アスベストを飛散させないためには、

①設計図書に基づく徹底した事前調査
②規制を遵守した適切な除去作業
③近隣住民への情報公開の徹底

によりアスベストを飛散させない仕組みの構築の必要性を訴えました。

今回の研究会の参加を通じて、日本そして世界でアスベスト被害者の救済や被害防止に取り組む方々と交流できたことに感謝するとともに、改め
てアスベストによる健康被害で苦しむ人を一人でも減らす取り組みの重要性を強く感じました。
ストップ ザ アスベスト西宮は、引き続き住民の立場で解体工事に伴うアスベスト飛散問題に取り組んでまいります。

“ローリー・カザンアレン女史と記念撮影”
国際アスベスト禁止事務局(イギリス)ローリーカザンアレン女史、
中皮腫・じん肺・アスベストセンター 永倉冬史氏と記念撮影





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