西宮市弁護団の無断欠席に対して思うこと
第4回口頭弁論の冒頭、原告の意見陳述は、誰も座っていない被告席に対して行われる形となりました。
裁判での正当な判断が行われることを期待する私たち原告すべての思いを代弁し、その思いを込めた意見陳述がこの裁判で果たすべ
き役目の重要性に鑑みれば、今回の「法廷への欠席」という事態は、西宮市がこの裁判そのものを軽視している態度の表出としか読
み取れず、法廷において裁判長、原告、傍聴人の立ち合いの下、しっかりと説明がなされるべきと考えます。(O)
口頭弁論の日、私は、意見陳述の声が傍聴人が座りきれない程の法廷に満ち満ちてゆくのを感じ、感動していました。
西宮市のアスベスト調査担当職員を増やしたいと私たちは思っていますが、西宮市がこの意見陳述を聞いていたとして、彼らを動か
すことはできないでしょう。多くの市民がこの言葉を聞き、市民のさらなる声、運動が動かす以外ないのではないでしょうか。(E)
アスベスト問題で露呈した西宮市の姿勢が、市民の健康・暮らし・幸せを実現することになっておらず、むしろその反対に進んでおり、
その姿勢が意識の底流で代理人の弁護士に伝播したものと思われる。
原告団がこのことに拘り続けて本題から反れることは願わないが、何もしないのも間違いのように思われる。(K)
西宮市弁護団が不在というなかで裁判長が許可してくださって意見陳述が出来たことは、この裁判の中で市民の声を聴いてみようと言
う、私たちにとって大いに「いい風」が吹いていると感じました。
アスベストという看過できない問題に直面し、何度も市に対してきちんと話し合おうと向き合ってきたものの、市の対応はあまりにも
不十分であり、結果的に裁判に至り、いま多くの証拠書類や市の対応に大きな問題があることが見えつつあります。
普通の市民が、自分の住む市に対してこんなに真面目に一生懸命に向き合っていること、この気概が西宮市に届いているでしょうか?
「謝罪」というよりは「市民はここまで真面目に真摯にやってるんです。そこに何も感じませんか?」と尋ねてみたいです。(K)